――ここまで出来たら、展開図を表示するのは簡単に追加できる。とは言っても、けっこう面倒臭い作業になるから後回しにして…。その前に、小キューブの“ひねり”をもっとスマートに算出する方法を考えてみようかと思うんだけど。
「じゃ、展開図の部分は、僕がやっとくよ。この表示データから変換するだけでいいんだろ」
そう言って、店主は前回の囲み部分をコピーしようとした。
――ちょっと待った。向きのデータを追加するから、こっちの方を使ってくれよ。
(111,000,RYW---)->(111,???,WRY---)
(112,000,RY----)->(112,000,RY----)
(113,000,RY---B)->(113,???,BR---Y)
(121,000,R-W---)->(121,000,R-W---)
(122,000,R-----)->(122,000,R-----)
(123,000,R----B)->(123,000,R----B)
(131,000,R-W-G-)->(131,000,R-W-G-)
(132,000,R---G-)->(132,000,R---G-)
(133,000,R---GB)->(133,000,R---GB)
(211,000,-YW---)->(211,000,-YW---)
(212,000,-Y----)->(212,000,-Y----)
(213,000,-Y---B)->(213,000,-Y---B)
(221,000,--W---)->(221,000,--W---)
(222,000,------)->(222,000,------)
(223,000,-----B)->(223,000,-----B)
(231,000,--W-G-)->(231,000,--W-G-)
(232,000,----G-)->(232,000,----G-)
(233,000,----GB)->(233,000,----GB)
(311,000,-YWO--)->(311,000,-YWO--)
(312,000,-Y-O--)->(312,000,-Y-O--)
(313,000,-Y-O-B)->(313,000,-Y-O-B)
(321,000,--WO--)->(321,000,--WO--)
(322,000,---O--)->(322,000,---O--)
(323,000,---O-B)->(323,000,---O-B)
(331,000,--WOG-)->(331,000,--WOG-)
(332,000,---OG-)->(332,000,---OG-)
(333,000,---OGB)->(333,000,---OGB)
――やりやすいように、全部表示させたから。あと、「???」のところは'0'~'3'が入る筈なんだけど、実際の数値がまだ分からないんで…。
「おおっ、これは有り難い! あれっ? 向きのデータは3桁でいいの? 6桁になるかと思ってたんだけど」
――なぜ6桁も必要なんだ? X・Y・Z軸で回転するんだから(i, j, k)の3個で充分だろう。
「いや、小キューブがどの面でどれだけ回転したのかを表示すれば簡単になるかと思ったから」
――いやいや、そのやり方では小キューブの向きとは一致しなくなることが分かったから、今、どうしようかと考えてるんじゃないか。
「あっ、そうか。今ちょっと別のことを考えてたから。小キューブが、どこの面でどれだけ回転したかが分かれば役に立つかなって…」
――それは面白いな。小キューブの履歴を保存するわけだな。状態とは別のデータでやってみよう。とりあえず、状態の表示はさっきの3桁でやるから、それで進めておいてくれよ。
「了解」
――店主は、上の引用部分をマウスで選択して、そのまま自分のノートパソコンまでドラッグしていって、エディタの中にドロップした。一体どうなってるんだ、この世界は?


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