天涯孤独の貧しい少女

 昔、天涯孤独の貧しい少女がいた。
 「薪はいかがですか~」
 山で拾って来た小枝をたくさん篭に入れて、寒風の吹く町なかで売り歩いている。道行く人々は見向きもせずに通り過ぎてゆく。
 「また親方に叱られる…」
 少女が大通りを渡ろうとしたとき、牛車が猛スピードで突っ込んで来た。少女は轢かれて死んでしまった。大晦日の夜の出来事だった。
 ある男が、道路に飛び散った小枝を拾い集めて、少女の篭の中に戻してやった。
 「こんなに売れ残っていたのか…。さぞかし無念だったろうな」
 すると、別の男が言った。
 「せっかくだから、これに火を点して供養してやろうじゃないか」
 話を聞いて可哀想に思った町の人々が集まってきた。みんなで近くの寺で弔ってやろうということになった。

 その寺の名は…、あっ、暴走牛車だ。どかーん。

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コメント(2)

新しいシリーズ、楽しんでいますが、、、
このオチは、寺の名前を2つ、思いついてしまい、どちらが作意なのか、、、夜も眠れません。それが作為なのかも? 残念(^。^)

えーっ、二つですか?

お寺の名前は一つ(ことわざになってる有名なお寺)しか考えてませんよ…。

「寺」と「貧しい少女」についてグーグル様にお伺いをたてたところ、なるほど、そのお寺の名前が分かりました。しかし、そのお寺をさしおいて、ここがトップに…。

こういうことがあるから、固有名詞を出さないように気を付けて書いたのですが、仏様は何でもお見通しのようで、悪いことはできませんね。

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このページは、かみ かずしげが2009年9月 6日 13:43に書いたブログ記事です。

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