そして、ジョナサンは大人になって、子どもの頃に見たような夢を見なくなってしまいました。ジョナサンは、結局、船乗りにはならずに、地味で堅い仕事をしていました。
ある日、ジョナサンは屋根裏のガラクタを片付けていて、キャンディーの缶を見つけました。振ると音がします。蓋を開けてみると、ドングリが一個入っていました。「何だったっけなあ…」と思いながら、ジョナサンが炭坑の仕事を終えて歩いていると、空に光るものが見えました。立ち止まって見ていると、その光がだんだん近づいてきました。「女の子が浮かんでるぞ。どこかで見た光景だな」と、ジョナサンは思いました。
その少女の首には光る玉の付いたネックレスがかかっています。少女はゆっくりと下りてきて、地面に横たわりました。気を失っているようです。玉の光は次第に弱まっていき、最後に細い光の筋が天の一角に向かって伸びたかと思うと、消えてしまいました。ジョナサンが玉を手に取って見ると、“城”という文字が浮かび上がっているのが見えました。
すると、いつの間にか、ジョナサンの隣に立っていた得体の知れない妙な生き物が、ネックレスを横取りしました。あっけにとられているジョナサンに、得体の知れない妙な生き物は一個のドングリを手渡したあと、にっと笑って空の彼方へと飛んで行きました。
こうして、またジョナサンの旅が始まりました。


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