昔、ある島国にジョナサンという名の少年がいました。ジョナサンは空想するのが大好きでした。毎日、窓から港を見ては、いろんなことを考えていました。
今日も、ジョナサンは、港を見ながら空想をしています。港には大きな船が停泊していて、その上をカモメが飛び交っています。
「大人になったら、あのカモメみたいに自由に空を飛んでみたいな…」
ジョナサンは、そんなことを言ってみましたが、すぐに言い直しました。
「いや、そっちじゃなかった。大人になったら、船に乗って世界中を旅してみたいな」
世界中を旅行して、いろんな不思議な体験をするのがジョナサンの夢でした。
夢といえば、夜、眠っているときにも、ジョナサンはいろんな不思議な夢を見るのでした。そしていつも、目が覚めるとちょっと困ったことになっているのですが、ジョナサンはそんなことも気にせずに、明るく楽しく過ごしていました。
ある晩のこと、ジョナサンは、大男になった夢を見ました。最初は細い紐で体中を縛られていましたが、ジョナサンが大人しくしていると、小人たちが王様のところへ連れて行ってくれました。小さな可愛いお城でした。
そこで、いろんなことをして遊んでいると、お城が火事になりました。でもすぐに、ジョナサンの活躍で火を消し止めることができました。
目がさめると、ジョナサンの世界地図に新しい島ができていました。
「大人になったら、どんな国に行こうかな…」
そう考えながら、ジョナサンは胸をわくわくさせました。


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