『刑事コロンボ/死の方程式』のノリの良さ

 強く印象に残っていることだけは確かなんだけれども、他の作品とはかなり異質な感じがして、どこにどう位置づければいいのかが分からなかった。今、改めて見直してみたけれども、分かりそうで、やっぱりよく分からない。古い作品なのに、どことなく妙に新しいようにも見える。(*)

(*)そういえば、コロンボの車が(ポンコツだと言っている割に)まだそれほどひどい状態にはなっていなくて、ナンバープレートの文字がしっかり読めたりする。

 今回の犯人は、化学工業会社の若い重役。肩書きは専務だが遊んでばかりいる。創業者である父親が事故で亡くなり、今は叔母の夫が社長の座に就いている。会社の身売り話を進めている叔父と犯人とは、そんなわけで犬猿の仲だ。悪事を暴かれ会社から追放されそうになった犯人は、葉巻に仕掛けた爆弾で叔父の殺害を企てる。
 天才的な犯人が、緻密な計画を立てておきながら、実行時にはなぜか危うい綱渡りをしてしまう。もしかすると、持ち前のノリの良さでカバーするのも計画のうちなのかもしれない。今回は、そんな無茶苦茶な犯人をハラハラしながら見るという趣向なの(だと考えてもいいの)だろうか。

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このページは、かみ かずしげが2009年10月31日 20:10に書いたブログ記事です。

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