この作品が名作だということに異論はない。(*)
今回の犯人は、ワインをこよなく愛する醸造所の経営者。彼の儲けを度外視したワイン作りに反対する共同経営者の弟と口論になり、カッとして殴ってしまう。最初は殺意はなかった筈だが、気絶した弟を地下のワイン貯蔵庫に閉じ込めて窒息死させることを思い付く。ニューヨークのオークションに参加して鉄壁のアリバイを作った後、弟の死体を海に投げ込んでダイビング中の事故死に見せかける。死体が発見されるが、事故死にしてはおかしな点があることからコロンボは殺人ではないかと疑い始める。
コロンボは、いつものように犯人にしつこくつきまとうけれども決め手がない。犯人がワインのエキスパートであることから、コロンボはワインについて学び、犯人に近づこうと努力する。そして、最後のあのシーン。何度見ても感慨深いものがある。
(*)だから、ここから下は、ボトルの底に残った澱のようなものなので、このドラマを心ゆくまで味わいたい方は読まない方がいい。
ただ、ひとつだけ疑問点が残る。コロンボは、一体いつ、“あの真相”に気付いたのだろうか? “あの段階”では、まだ気付いていなかったのではないのか。だとしたら、なぜ、“あんなこと”を…。







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