『刑事コロンボ/祝砲の挽歌』の罪と罰

 今回の犯人は、パトリック・マクグーハン(*)が演じる陸軍仕官学校の校長だ。最初に見たときの印象は、あまり良くなかった。軍隊や戦争というものに否定的に反応する回路が僕の中にあったからだろう。

(*)このあと、『仮面の男』、『完全犯罪の誤算』、『復讐を抱いて眠れ』で、コロンボを手こずらせる名犯人を演じ、監督もつとめている。

 この厳格な校長は、規則を破った学生に、きびしく罰を与える。自分自身は殺人犯でもあるのだが、心の葛藤があるようには見えない。敵に対する攻撃と同じことだ――そのように考える回路が、筋金入りの軍人の中にあったとしても不思議はない。

 結局は犯行を認めざるを得なくなるけれども、最後まで毅然とした態度を崩さない。じたばたと悪あがきしないところは潔くて見事だと思う。しかし、何か物足りない感じもする。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://homeposition.net/mt/mt-tb.cgi/733

コメントする

地球時間

ガジェット時計Part11(光る玉・バージョン) - ガジェットダウンロードするなら、ガジェットギャラリー

Stats Counter

  • 6088

Powered by Visitor Stats

このページについて

このページは、かみ かずしげが2009年1月31日 21:40に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「マヨネーズ」です。

次のブログ記事は「こだわってるというほどのことはないけれど、」です。

最近の記事はメインページで、過去の記事はアーカイブで閲覧できます。

地球暦

<   2009年1月   >
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

twitter

Creative Commons License
このブログはクリエイティブ・コモンズでライセンスされています。
Powered by Movable Type 4.261