ロケットを背負った巨大なロボットを、リモコンひとつで自由自在に操縦できるなんて、今考えれば途方もないテクノロジーなんだけど、そんなことなんか小学校に上がる前だった僕には関係ない。とにかく理屈抜きで夢中になっていた。
小学校に入ってからも、あの勇姿が強烈に焼きついていたようで、図工の時間に「自由に絵を描いていい」と言われると、たいがい鉄人を描いていた。そのころ、どういうわけか空想画というのを描かせるのが流行っていたらしいが、何も見ずに描けるものといったらこれとマッハ号しかなかった。
ストーリーは全く覚えていない。悪者にリモコンを奪われると大変なことになったというエピソードが実際にあったのか、主題歌からの連想だったのか分からないけれども、昔話の教訓のように、今でも体のどこかに染み込んでいるような気がする。
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