やぶにらみ(*)のコロンボが、どんな手がかりに着目するかというのも、見どころの一つだ。計画的な犯行であっても、犯人が見落としている点が必ずある。どんなに些細なことでも、それを丹念に拾い集めていくと、犯人を追い詰める決定的な証拠にたどり着くこともある。
(*)「やぶにらみ」という言葉を、僕はこのドラマのノヴェライズ本で知った。そういえば「ノヴェライズ」という言葉を知ったのも同じころだ。
『野望の果て』の犯人も、多くの手がかりを残してしまっていて、それがやがて命取りになる。コロンボが何を見て何を考えているのかを推理しながら見るのも一つの楽しみ方だろう。コロンボが種明かしをする前に気付くことができたら、あなたの勝ちだ。
ちなみに僕は、これまで一度も勝ったことはない。あまり深く考えずに、手際のいいマジックを見るような気分で素直に鑑賞して、意外な結末に驚くのも、初めて見る時の楽しみだと思う。
どちらの楽しみ方でも、ネタバラシをされるとぶちこわしになるので、ネット上の情報を見るときには要注意だ。金曜ロードショーの冒頭で、解説者がネタバラシ(に近いこと)をやったときには激怒したけれども、今はもうその心配はない。







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