極私的『ヤッターマン』批判

 『ヤッターマン』の復活を一応は喜んでるけれども、実は『ヤッターマン』はあまり好きではないのです。

 当時中学生だった僕は、『ヤッターマン』の第一回を見て、『タイムボカン』との違いに、ひどく落胆したのでした。それは致命的と言ってもいいほどの違いでした。

 その違いは、ヤッターワンが「今週のビックリドッキリメカ、発進」などと言ってしまったことにあります。ヤッターワンに仕込まれたドラムロールをする犬メカにも。

 『タイムボカン』の「今週のハイライト」と、ファンファーレを吹き鳴らすガイコツメカの、できの悪いパロディを、よりによって主役側がやってしまったわけですよ。主役が、それをやっちゃいけないんじゃないか。そう思ったし、今でもそう思うのです。

 悪役だけが「これは週一回放送しているテレビアニメの中なのだ」と知っているからこそ、彼らの悪ふざけが光るのであって、主役までが知ってしまうと、もうどんな対決をしようと馴れ合いにしか見えなくなってしまう。主役はもっと真面目にやってくれなきゃダメじゃないか。

 こうなると、悪いところばかりが目についてくるわけです。例えば、悪役三人組がドクロベエなどというボスの手下になっていて、毎回インチキな商売で資金集めをしたりするという中途半端にリアルな設定なんかが、もう気に入らない。

 そのようなわけで、なぜか人気のある『ヤッターマン』よりも、僕は『タイムボカン』の方が良かったと思ったし、今でもそう思うのです。

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このページは、かみ かずしげが2008年11月 5日 23:49に書いたブログ記事です。

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