このページは、 http://homeposition.net/~m(as)m/index.php/漢字直接入力 にリダイレクトされています。
(2007-04-03)
漢直とは、漢字をキーボードから直接入力する方法のことです。直接入力といっても、 区点コードで打ったり文字コード表から選んだりするわけではありません。ちゃんと打ちやすいように工夫されています。
漢直には、いろんな種類があります。覚えやすさと打ちやすさのどちらに重点を置いている(ように見える)かで分けてみました。
十年ほど前、漢直もできる仮名漢ソフトが次々に販売されましたが、残念ながら今では販売・サポートが終了しています。今となってはあまり有益な情報ではないかもしれませんが、当時の日本語入力ソフトの状況を知るための記録として、そのまま残しておきます。無効になったリンクはコメントアウトし、適宜〔コメント〕を付けました。
これらの仮名漢ソフトを使うと、ローマ字設定の中に漢字の打ち方を定義することで、簡単に漢直が実現できました。各種の設定データが、仮名漢ソフトに添付されたりWeb上で公開されたりしていました。
この十年間(Windows 95/98/Meを搭載したパソコンが一般に普及した期間とほぼ一致しています)をきっかけにして、漢直もそれなりに普及しはじめています。
何もそこまで凝らなくてもよいという人には、ローマ字入力に使わないキーの組み合わせを漢直に利用する手もあります。あまり多くの漢字を定義することはできませんが、それでも十分役に立つでしょう。河合宏昌さんの「普通のローマ字入力に漢直を載せる」を参照してください。
また、 日本語の特性に合わせて開発された2ストローク系の仮名配列をベースにする方法も考えられます。仮名の入力に使うキーの組み合わせが少ないほど、多くの漢字を割り当てられることになります。
1ストローク系の仮名配列に漢直を乗せるのはかなり難しそうです。どのキーにも仮名が割り当てられているため、2ストローク入力に使える組み合わせがありません。
そのため、何打鍵かした後で漢字に変換する“擬似2ストローク入力”をするか、通常の入力には用いないキー(シフトキーを含む)の組み合わせを利用することになりますが、いずれの場合も漢直本来のメリットが十分に発揮されないように思えます。
私が漢直を使うのは、自分の意図した通りの漢字が少ない労力で確実に入力できるからです。
漢直を使うと、構文や意味、過去の入力状況などに依存することなく、一定の打鍵で常に同じ漢字が入力できるので、いつ、どこで、どの漢字を入力するのかを自分の手でコントロールできます。
これが漢直の自由なところです。ただし、この自由を手に入れるためには、1000文字程度の漢字の打ち方を身に付けなくてはなりません。
つまり漢直は、自由な分だけ覚えるのが大変だということになります。でも、どのくらい大変なのか見当が付きますか? 漢直をやったことのない人は、実際よりもうんと大変だと思い込むかもしれません。
そこで、ローマ字入力や仮名入力と比較して、習得にかかる練習時間を割り出しました。(注:ここでは、キートップや配列図を見ずに目的の文字を正しく打てるようになったら「習得した」とみなすことにします。なお、漢直は2ストローク×1000文字としました)
| 理屈抜きに覚 えるキーの数 | 習得までの 練習量 | |
| ローマ字入力 | 約20 | 1 |
| 仮名入力 | 約50 | 2.5 |
| 漢字直接入力 | 約2000 | 100 |
この数字は、あまり厳密なものではありませんが、だいたいの目安にはなると思います。
理屈抜きに覚えるキーの数と習得に要する時間が比例するというのは、あくまでも仮説です。この仮説が正しければ、ローマ字入力の習得に3時間かかる人は、300時間で1000文字の直接入力が習得できることになります(1日1時間の練習で10か月なら、まあ、妥当なところでしょう)。
なお、「習得」についての私論を「タイピングと入力方式」のページにまとめましたので、御覧ください。
「1日1時間の練習を10か月も続けるなんて…」と思った方には、練習時間を大幅に短縮する
「増田式」
をお勧めします。また、継続的な練習が困難な(三日坊主の)方は、通常の入力に練習を織り込む方法も試してみて下さい。
このような練習時間の短縮と分散に役立つ
「漢ナビ」
という補助ソフトを作りました。練習中はもちろん日頃の入力中にも打鍵図が表示されるので、練習を続ける強い意志を持たなくても、気楽に練習できます。
[ リンク集 | キーボード | 錬金術師の実験室 | m(as)m's home position ]